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2020.09.25 公開 | 2020.09.29 更新

腸と身体の意外な関係とは?食歴と生活習慣が大切

腸と身体の意外な関係とは?食歴と生活習慣が大切

腸を見るとその人の身体の状態がわかります。

「腸がきれい」ということは体が元気であるということ。

そして体が元気であるということは食習慣と生活習慣が正しく行われているということを意味します。

健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない


人の顔を見ると健康そうだな、胃が疲れているな、顔色が悪いな、などとわかるように、胃腸にも「相」というものがあります。

内視鏡でのぞいてみると、健康な人の胃腸はとてもきれいにうつり、逆に不健康な人の胃腸には異常が見られます。

子供の頃は皆、とてもきれいな胃腸を持っています。

それが大人になるにつれ、ストレスや不健康な食事、不規則な生活習慣によって、胃腸が不健康になる原因を作り出してしまいます。

胃腸は荒れてもすぐには気がつきません。

痛みもすぐに出るわけではないため、自覚のないまま、いわゆる「未病」(病気には至らないものの軽く症状が出ている状態。自覚症状があまりない)の状態になってしまうのです。

健康な人の胃腸は美しい

健康な人の胃腸は内視鏡で見ると、均一な色をしており、きれいなピンク色をしています。

表面に凹凸はなく、腸には均等なひだをみる事ができます。

粘液はキラキラと光っており、内視鏡のライトに反射します。

粘膜に異常がなく、血管が透けて見える事もありません。

不健康な人の胃腸は美しくない

不健康な人の胃は内視鏡で見ると、粘膜が薄くなり血管が透けて見えます。

炎症ゆえの赤みや腫れが生じていることもあります。

そのため粘膜の色は均等になっておらずまだらです。

日本人に多い萎縮性胃炎(長年に渡って胃に炎症が起こり、胃の粘膜が萎縮してしまっている状態のこと。慢性胃炎とも言います。)を患っている場合は胃粘膜が薄くなり下の血管が透けて見えてしまいます。

胃の粘膜が萎縮した部分を補うために表面の粘膜が厚くなり、胃壁が凸凹状になっている事があります。

また、不健康な腸の場合は腸壁が硬く厚くなります。

ひだには不均等さが見られ、狭くなっている箇所が所々に存在します。

腸には食歴と生活習慣が大きな影響を与える


現代病とも言われるガン、アレルギー、アトピーなどの病気は、その人の食歴に大きく影響していると考えられます。

現在の医療では、生活習慣を聞かれることはありますが食歴についてはあまり着目されていません。

現在の習慣や食事ではなく、今までどのような生活をしていたのか、どのような食事をしていたのかに注目することが大切です。

食歴とは?

食歴は今までの食習慣

食歴とは生まれた頃から現在に至るまでどのような食事を食べてきていたのか、という個人の食事の歴史です。

生まれてからすぐに粉ミルクを飲んでいたのか、動物食をいつから取り始めたのかなどで歳をとってからかかる病気にも影響があると考えていいでしょう。

1日1杯必ず牛乳を飲んでいる、脂がたくさん乗った肉を定期的に食べている、などの習慣も重要な食歴です。

食歴と腸との関係

食歴と腸の関係性は非常に重要です。

アメリカと日本で約40年に渡り多くの症例を見てきた中で、健康かつ年をとっても大きな病気をすることなく生き生きとしている人の腸はとてもきれいだったという研究結果があります。

その健康な腸を持っている人の食歴を見てみると、酵素が豊富な食事をたくさん摂っていたという統計が出たのです。

理想的な食習慣

理想的な食習慣とは動物性の食事を控え、植物性の食事を多く摂ることです。

比率で表してみましょう。

1日の食事の割合でいうと植物食の割合を85%〜90%、残りを動物食にする事が理想的な食習慣です。

細かく説明すると、以下のようになります。

  • 穀物(雑穀や豆類)を50%
  • 野菜や果物を35%から40%
  • 動物食(肉や乳製品)を10〜15%

また、食べる物はなるべく精製されていないものを選び、そのままの姿で食べること・動物食はなるべく魚から摂ることを意識するといいでしょう。

ステーキやチーズ、お酒など避けた方がいいと言ってはいますが、それが好物であり、美味しいと感じているのであれば無理して避ける必要はありません。

食事は生活の中でも幸せを感じ楽しむ重要な習慣です。

習慣は毎日少しずつ積み重ねていくものですので、無理して悪いものを除去しても長続きはしません。

楽しみながらできることを続けていく事が大切です。

悪い食習慣

悪い食習慣としては、肉、乳製品、マーガリン、揚げ物を食べることなどがあります。

高タンパク、高脂肪が体を大きくし、頑強にするという話があります。

たしかに動物性タンパク質は体にとって重要な栄養素です。

ですが、摂りすぎは逆に体の負担となります。

動物を例えにするのであれば、動物界の肉食の代表と言われているライオン、見た目は強そうですし、筋肉もしっかりとついています。

ですが、実際は速く走れるのは短距離のみ。

長くを走ることはできないのです。

それよりも草食動物であるシマウマの方が遥かに筋肉がついており長く走ることができます。

牛乳をたくさん飲むといい、肉をたくさん食べると筋肉がつく、などは正しいとは言えないのです。

生活習慣とは?

生活習慣とは、毎日何時に起き、何時に食事を食べ、どのような食べ方をするのか、などの日常的な習慣のことをいいます。

一日一日という短い期間で考えると小さなことで見逃しがちですが、生活習慣というのは、いつの間にか毎日行ってしまうものです。

誤った生活習慣を何年間も続けてしまうと、体調の変化や、最終的には病気につながってしまうこともあるでしょう。

病気を防ぐ・健康になるといってもすぐにその場で変えることはできません。

毎日の“いい習慣”を何ヶ月も何年も続けていくことが大事なのです。

生活習慣と腸との関係

生活習慣がいい人は腸がきれい、生活習慣が悪い人は腸が汚いということを冒頭でも説明しました。

悪い生活習慣が続けば体は疲れ、病気に侵されます。

腸だけでなく、胃や肺など他の臓器にも問題が起きることがあります。

理想的な生活習慣

理想的な生活習慣をいくつか挙げてみましょう。

1つ1つ自分のペースに合わせ、取り入れていくことが大切です。

  • 夜寝る前はお腹を空っぽにしてから寝る
  • 食事の30分前にフルーツを食べる
  • 疲れたら5分でもいいので休息、休眠を取る
  • 水の飲み方に注意する

成人であれば1日1,500ccから2,000cc程度を摂るのがおすすめです。

個人個人で飲む量は多少変わりますので、体調を見ながら調節を行いましょう。

おすすめの水分の取り方
  • 1、寝起きに500cc程度の水を飲む
  • 2、食事(昼・夜)の1時間前に500cc程度の水を飲む
  • 3、食事中は満腹を防ぐためにコップ1杯程度にする

悪い生活習慣

普段感じている小さな体調不良の原因が、悪い生活習慣の積み上げです。

しかし、生活習慣を改善したからといって、すぐに効果を感じることはありません。

新しい生活習慣に慣れるのにはだいたい早くて2週間程度かかると考えるといいでしょう。

例えば、このような習慣は避けるべきです。

  • 食事をあまり噛まず早食いをする
  • 暴食暴飲をする(特に就寝前)
  • 冷たいものや甘いものをたくさん食べる
  • 食事を加工食品ばかりに頼る
  • 空腹時にコーヒーやお茶、カフェインが多いものを飲んでしまう
  • お酒を飲む、タバコを吸う

まとめ


今回は胃や腸が健康である人は正しい食習慣や生活習慣を取り入れており、病気にもなりにくいということを解説してきました。

食歴を見ればその人の体がどのような状態であるのか、ある程度把握できるということですね。

病気にならず健康な生活を続けるためにも、日々の食習慣、生活習慣を正していくこと大切です。

【出典】
新谷弘美(2005)「病気にならない生き方」サンマーク出版

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