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2023.05.25 公開 | 2023.07.31 更新

緑茶・ほうじ茶は健康に悪い?メリット・デメリットについて解説

緑茶・ほうじ茶は健康に悪い?メリット・デメリットについて解説

カテキンが体に与える影響とは?

艶がある茶葉

お茶は日本のスーパーやコンビニなどで、豊富な種類が取り揃えてあり食事のお供として定番の飲み物です。
昔から飲まれ日本人の生活に定着しているお茶ですが、健康という面で考えるとメリット・デメリットを持ち合わせているため、過剰摂取は注意が必要です。

メリット・デメリットそれぞれを踏まえたうえでバランスよくお茶を飲むよう意識してみましょう。

カテキンのメリット

お茶に含まれる主な栄養素の1つとして有名なのが、ポリフェノールの1種であるカテキンです。カテキンはお茶独特の渋み成分であり、お茶の魅力の一つです。

カテキンには抗酸化作用や殺菌効果があると言われております。抗酸化作用とは体内の組織が酸化して、体にもたらす不調を防ぐ作用のことです。

酸化は健康だけでなく美容にも影響を与えるため、お茶で手軽にカテキンを摂取できるのは嬉しいですよね。
抗酸化作用も殺菌効果も研究により認められているため、免疫という観点からみてもお茶は素晴らしい飲み物とされています。

カテキンのデメリット

手軽に飲めて体の健康をサポートできるお茶ですが、カテキンの摂りすぎには注意が必要です。
体に嬉しい複数の効果が期待できるからといって、大量に摂取すると体に不調を招く恐れがあります。

お茶を大量に摂取するとカテキンが結合し、タンニンという成分に変化します。

このタンニンは酸化しやすい性質があり、タンパク質を凝固させるという特徴をもちます。
日本・アメリカで累計35万人以上の胃腸を見てきた医師である新谷先生によると、このタンニンは体内で悪影響を及ぼしているかもしれないとのことです。

酸化したタンニンはタンニン酸へと変化し、タンニン酸が胃粘膜が薄くなる原因となっている可能性があるといわれています。

そのため大量にお茶を飲むと、本来は体の健康をサポートする成分であるカテキンが、身体に悪影響を与える可能性も考えられます。

お茶を健康的に飲む方法

急須から注がれる緑茶

カテキンは量を調整して飲むことが大切だということはわかりましたが、身近にあるぶん理想的な摂取量を意識しておきたいですよね。
お茶の栄養を摂取できる摂取量の目安を紹介します。

無農薬栽培の茶葉を一日2、3杯程度に留める

体の健康を目的にお茶を飲むなら毎食後に1杯ほど、1日のトータルでも2~3杯に留めることを意識して飲むようにしましょう。
食事の最中にお茶を飲むと胃液が薄まって消化を妨げてしまう可能性があるため、可能であれば食後に飲むことをおすすめします。

またお茶は口臭の予防としても効果が期待できるので、食後に飲むことで口の中がすっきりします。毎日飲むことを考えると、茶葉は無農薬栽培で作られたものが最適です。

もちろん国の基準を守っている量の農薬ではありますが、体内で消化されるときにどうしても消化器官へ負担がかかってしまいます。

体内酵素の浪費にもつながるので、毎日お茶を飲むという方は無農薬栽培かどうかにも注目して選んでみてくださいね。

水分補給は、水で補給する

清らかな水

お茶を水分補給として日常的に摂取しているという方も多いのではないでしょうか?
水分補給という観点でみるとお茶はあまり相応しい飲み物ではありません。

お茶は水分ではありますがカフェインが含まれており、利尿効果をもたらします。水分補給したつもりでも、かえって体から水分を奪ってしまうため逆効果になります。

これはコーヒーやアルコールも同様です。
そのため水分補給を行うときは水一択で、毎日決まった時間に摂るようにしましょう。

人間の体の大部分を構成する水分ですが、ほとんどが細胞内液として存在しています。
水分不足は細胞内液から始まりますが体内で足りない量を調整する為、のどの渇きを自覚することはありません。

のどが渇いたと思ったときは体内では既に脱水が進んでいるので、ルーティーンとして水をこまめに摂取しておく意識付けをしておくと安心ですね。

のが渇く以外にも就寝中に足がつる・パソコン作業をしていると目が乾くといった症状も、体からの水分不足のサインなので注意が必要です。

まとめ

様々な茶葉

お茶は身体にとって良いものだということは間違いではありませんが、摂りすぎはかえって体に負担を与えかねません。
毎日の食事に欠かせないという方も多いかもしれませんが、体の健康を考えて適量を知ることはとても大切です。

毎日飲むという場合でも2~3杯にとどめて、お茶のもつプラスの要素だけを取り込めるよう意識しましょう。メリット・デメリットを踏まえて賢い飲み方を実践してくださいね。

【出典】
新谷弘実(2005)「病気にならない生き方」サンマーク出版
新谷弘実(2008)「図解 病気にならない生き方」サンマーク出版
日本カテキン学会

※記載内容は特定の商品又は酵素食品についての効果効能を保証するものではありません。

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