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酵素の力-100の秘密

2023.05.25 公開 | 2023.07.31 更新

白米は体に悪いって本当?栄養と健康による観点から解説します。

白米は体に悪いって本当?栄養と健康による観点から解説します。

人間の食事は、全体の50%を穀物で摂ることが理想です。
穀物は、植物の種の部分にあたるもので、とても多くの酵素を含んでいます。

穀物が全ての食べ物の中でもっとも効率よく安定して「命」を供給できるのです。
しかし、現在日本人が多く食べる白米は、精米して胚芽を取り除いてしまっているため、「死んだ食物」であるといえます。

白米は精製されているので酸化しやすい

茶碗に盛られた白米

精製された白米は、酵素や栄養素が取り除かれている状態です。

また、空気に触れている状態のため、酸化しやすくなっています。

皮をむいた白米は空気に触れ酸化する

リンゴやジャガイモは、皮をむいておくと、酸化して茶色くなります。
精製した米も、色こそ変わりませんが、皮を剥かれているため玄米よりも早く酸化してしまいます。精米したばかりの白米を食べるとおいしく感じるのは、白米が酸化していないからです。

白米は玄米からぬか・胚芽を取り除いたもの

白米は、収穫時はもみ殻がついたままの食べにくい状態です。これを精米することにより食べやすくなります。
順番としては、はじめにもみ殻を取り除き、その次にぬか、最後に胚芽を取り除き白米となります。

大事な部分がなく栄養素が少ない

もみ殻を取り除くと、玄米が現れます。
玄米にはタンパク質、炭水化物、脂肪、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラル、酵素が豊富に含まれています。
玄米からさらにぬかを取り除くと胚芽米になりますが、胚芽米から胚芽を取り除いて白米になる過程で、酵素を含む胚芽がなくなってしまいます。
白米というのは、発芽や成長に必要な養分の貯蔵庫である胚乳の部分だけを取り出したものです。つまりは脂肪のようなものです。

そのため、白米は玄米に比べると、栄養素が4分の1ほどしありません。

穀物を摂取するなら「玄米」がおすすめ

炊く前の履く前と玄米

食事の大部分を占める炭水化物としておすすめする食材は玄米です。玄米は栄養素が多く含まれており、また白米と比べると玄米の方が1年以上長持ちします。

玄米は白米の部分が露出していないため、酸化しにくいのです。

発芽玄米には生命力を秘めた生きた食べ物

そもそも発芽玄米とは何なのでしょうか?
発芽玄米とは、玄米の胚芽部分を1mm程度発芽させたものをいいます。

玄米には胚芽と呼ばれる芽が出る部分が残されているため、発芽することができるのです。
もちろん、発芽玄米から稲へと成長させることもできます。

発芽玄米には、発芽時に必要となる栄養分が豊富に含まれています。
白米からは摂ることが難しいオリザノールやギャバ、もちろん酵素もたくさん含まれています。

ギャバとは
健康効果の高いアミノ酸。
神経伝達物質の1つで神経の興奮を抑え、安定させる働きを持っています。
不安やイライラ、過度の忘れ物といった症状の予防や緩和に効果があるとされています。

発芽玄米の作り方

発芽玄を作るにあたって使用するのは、普通の玄米で問題ありません。

まず、玄米をひたひたになるまで水につけます。この際、発芽する時には酸素が必要なので、密封しないようにしてください。

野菜と同じで温かい温度の方が発芽する時間は短くなります。夏場であれば2日程度、冬場であれば2日から3日程度かかります。

発芽を早めたい場合
30度程度のぬるま湯につけるといいでしょう。1日程度で発芽します。
この方法は、お湯の温度を維持する必要がありますので、お湯の入れ替えをこまめに行う必要があります。

時間がかかっても手間をかけたくない場合
水につけた後、冷蔵庫に入れておきます。3日程度で発芽します。
時間はかかりますが水の入れ替えの必要がありません。

発芽玄米を保存する場合
発芽した玄米は、できるだけ早く炊いて食べましょう。
保存したいときには、水を切り天日干しにします。
乾燥したら密閉容器に入れ、冷暗所に置いて保存します。

精製されていない穀物にはタンパク質・食物繊維が豊富

生き物は他の命を食することで自らの命を養っています。動物食であれ、植物食であれ、食べ物は全て命に変わりありません。
そしてその命の源こそが酵素なのです。
精製や殺菌などの処理をされた食品、そして手間を省くために作られた加工品などにはその命が宿っていないのです。
食べ物に含まれる酵素の数を数字であらわすことは難しいですが、新鮮であればあるほど、酵素やさまざまな栄養が含まれています。
どんなに栄養価が高くても、時間が経過したものはどうしても酵素が少なくなってしまっているので注意しましょう。

全粒粉がおすすめ

精製していない穀類がいいのは、麦の場合も同じです。小麦を精製すると、栄養素は激減します。
そのため、パンやパスタなどを楽しむときには、全粒小麦粉を使ったものを選ぶのがいいといえます。

つまり、お米であれば玄米、小麦粉であれば全粒粉、お蕎麦であれば全粒そば粉がおすすめというわけです。
他にも、玄米もち、全粒粉スパゲティ、全粒粉うどん、玄米がゆ、全粒粉パン、雑穀入りパンなどがいいでしょう。

まとめ

採れたてのお米

白米はいわばほとんど糖質であり、栄養素はあまり含まれていません。
穀物として食するのにおすすめな食物は未精白のもの、つまり玄米です。

そして、玄米に一手間かけて発芽させた発芽玄米になると、さらに栄養素がアップします。
ぜひあなたの食卓に玄米を取り入れてみてください。

【出典】
新谷弘実(2008)「図解 病気にならない生き方」サンマーク出版

※記載内容は特定の商品又は酵素食品についての効果効能を保証するものではありません。

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